ローリーマキロイのダウンスイングからインパクトまでの脚の動きpart2-感覚と実際の動きのズレの恐怖-
マキロイさんのダウンスイングからインパクトまでの脚の動きを、ようやく満足のいくかたちでまねできたと思ったのもつかの間。ここ2、3日はその動きが思い出せなくて悶々としていました(笑)
感覚を忘れないよう、前回の記事にて言葉にしていたつもりですが、あれだけでは不十分だったようです。感覚というのは怖いですね。
なので、もう一度動きを思い出せた今、感覚を忘れても思い出せるよう、ふたたびより深く踏み込んで書いていきたいと思います!
前回記事にて、マキロイさんのダウンスイングからインパクトまでの脚の動きを、
①ダウン開始
②屈みながら両脚を前方向に回転
③脚を伸ばす
①~③をまとめて、両脚を回転させながら屈伸、または両脚を屈伸しながら回転と表現したわけですが、、、
ここ2、3日うまくいかなかったのがもとのように戻ったのは、つぎの2つの部分の動きを意識したことによります。
ひとつめはココ。『腰が入っている』こと。私は腰が入っていると表現しましたが、腰が入っているとは、骨盤が上半身の重みをしっかり受け止められる位置関係にあることで、このことで一記事割けるくらい、ゴルフだけに限らずいろんなスイング系種目でパフォーマンスを発揮するためには重要なポジショニングだったはず。
脚の動きとかいう以前に、スイングをするうえでの大前提みたいなものと私は受けとっていますが、ここ2、3日の私は見事にはずしていました(笑)
その位置関係とはおおよそ↑の画像のように、ひざよりお尻が後ろ(背中側)に位置していて、骨盤は前や後ろに傾かずお尻から腰椎くらいまではまっすぐで、骨盤から脚にかけてで上半身の重みを受け止めているような状態。
これが、下半身が疲れたりしてくると、だんだんお尻が前に出てきてひざの真上くらいになってきたり(私はこのパターンでした)、腰椎のあたりで腰が曲がって『腰が入らない』状態になってきやすくなるので、注意したほうがよさそうです。
ふたつめは、上の①~②における部分。私は屈みながら両脚を前(飛球線)方向へ回転といいましたが、左足の方向へ(文字通り左の脚ではなく足をめがけて)踏み込んで(屈んで)から伸ばすイメージでスイングするとうまくいきました。
それで、マキロイさんのスイングを横方向からみると、、
①ダウン開始
①から②の間
屈むような動作に入ってきているが、ひざの位置は大きく変わっていない。まず大きく動いたのは腰。
②ひざが前に送り込まれる
となっていました!
つまり、①~②のあいだは、屈みながら両脚を前方向に回転というより、
『腰を前に送りつつ屈む⇒ひざを前方向へ送る』といったほうがより正確です。
で、私は左足をめがけて踏み込むといったわけですが、それは「感覚」で、『腰を前に送りつつ屈む⇒ひざを前方向へ送る』が感覚をはさんで『左足をめがけて踏み込む⇒ひざを前方向に送る』になり、さらに『屈みながら前方向へ回転』となったということです。
何が言いたいかというと、全動作を一つひとつ拾っていくとものすごい工程の数になりスイング中に全部を認識できなくなるので、感覚でその流れを一緒くたにしてしまうことで、自動的に複数の動作をまとめておこなっているようです。
私が初めて満足にできた!と思えた脚の動きも、最初は一つひとつの動きを丁寧にやっていって、、そしていったん忘れるまでは、最終的に「屈んで伸ばす」(笑)くらいシンプルな感覚でおこなえるようになりました。
そうすると、ほかのことを意識するだけの余裕が出てくるので、『感覚』はすごく便利なのですが、、
このように、シンプルになりすぎた段階でその感覚を忘れてしまうと、ふたたび思い出すのが困難になる(笑)ので、感覚としてできあがる前の、必ず実行できるレベルでの動きを認識しておいたほうがよさそうです^^
というのが、サブタイトルにいれた「感覚と実際の動きのズレの恐怖」ですが、なんか少し話が脱線しすぎた感じもします(笑)
とにかく無理やりまとめると、、
『腰が入っている』前提で、
Ⅰ.ダウン開始
Ⅱ.腰を前に送りつつ屈む
Ⅲ.ひざを前方向へ送る
Ⅳ.伸ばす
というのが、ダウンスイングからインパクトまでの脚の動きということでよさそうです。
それがだんだん慣れてくると、
「屈伸しながら回転」
のような感覚になり、
でさらに
「屈んで伸ばす」
になり、
最終的に、何も意識せずにダウンスイングからインパクトまでの脚の動きがおこなえるようになる、という感じでしょう。
感覚は、言葉にするのも難しければ記憶しておくのも難しいので、うまく付き合っていきたいものですね^^